「育毛」「発毛」「植毛」のちがい

自分の薄毛の状態によって異なる治療法

抜け毛が多くなってきた、髪に元気がなくなってきた…そんな薄毛の症状に気づいたと同時に頭をかすめるのは、やはり今後の対策ですよね。
いろいろ調べていくうちに何度も目にする「育毛」「発毛」「植毛」という用語。何がちがうの?自分にはどれが適しているの?そんな疑問を抱く人は少なくないようです。
まずはこれら3つのちがいについて理解するところから始めましょう。

「育毛」「発毛」「植毛」の違い

<育毛>生えている毛髪を太く長く育む

毛根ではなく、すでに生えている毛に対して働きかける治療法。成長しきらず途中で抜けてしまいそうな細く短い毛や、加齢や血行不良、生活習慣などによってハリやコシを失った毛を育みます。
脱毛が著しく進んでいるわけではないけれど薄毛の傾向が見られる、髪の栄養状態が悪いなどという人におすすめです。

 

<発毛>眠っている毛根を活性させる

毛髪自体ではなく、生えてこなくなった毛の毛根に働きかけて発毛機能を再生させます。毛が生えなくなった後も頭皮の下にまだ残っている毛根は、休眠しているか死んでしまったかどちらかの状態です。毛根の状態を調べる検査をし、眠っているだけであれば成長因子などによって毛根をたたき起こして活性させることが可能です。毛根は休眠時間が長いとそのまま死んでしまうこともあるので、早めの対策がポイント。頭皮が見えるほど脱毛が進行している人に適しています

 

<植毛>活性している毛根を移植

AGAの要因となる男性ホルモンの影響を受けない後頭部や側頭部(U字部分)から毛根を移植し、発毛させる治療法。
薄毛箇所の毛根が死んでしまっているため発毛治療による効果が期待できないという人に最適です。

  

複合的にアピールすることで効果がアップ

このように、自分の薄毛の状態と原因、どれくらいのボリュームアップを目指すかによって治療が異なるので、カウンセリングで医師とじっくり話し合うことが大切です。
また、内服薬や外用薬、施術などはそれぞれ単体ではなく複合的に使用することで、効果が格段にアップするのも薄毛治療の特徴といえます。例えば以下のような治療が可能です。

  

「育毛」「発毛」「植毛」の治療例

<育毛>

[内用薬]プロペシア(フィナステリド)
[内用薬]ミノキシジルタブレット
[外用薬]リアップX5

脱毛を引き起こすDHTをプロペシアで抑制することでAGAによる脱毛の進行を食い止めるだけでなく、ミノキシジルタブレットとリアップに含まれる成分「ミノキシジル」が頭皮の血行を改善させて育毛・発毛を促進。

※ジヒドロテストステロン(AGAの原因物質)

before after

プロペシア

【施術内容】
1日1回経口投与。【成分】フィナステリド1mg
【リスクや副作用】
食欲減退・全身倦怠感(肝機能障害)・性欲減退・勃起機能不全・乳房障害・抑うつ症状など。
【費用】
9,500円(税込 10,450円)

ミノキシジルタブレット

【施術内容】
1日2回内服(医薬品のため、処方には医師の診療が必要)。【成分】ミノキシジル
【リスクや副作用】
血圧低下・心拍数の増加・むくみ・消化器症状(吐き気やおう吐)など。全身の育毛が認めらるため、体毛や産毛が濃くなることもあり。その他、皮膚にかゆみや発疹、アレルギー症状など。
【費用】
19,000円(税込 20,900円)
 

<発毛>

[成長因子注入]プレミアムグロースファクター再生療法
[外用薬]KIP スカルプヘアエッセンス

不足した成長因子を浸透させる施術と、発毛促進因子を高配合した頭皮の美容液のダブル処方によって、毛髪の成長シグナルを正常に戻し育毛・発毛を促進。

before after

グロースファクター再生療法

【施術内容】
医療用スタンプまたは薬剤導入マシンを用い成分を頭皮内に浸透。【成分】成長因子(KGF,HGF-1,IGF,bFGF,VEGF)、ピロピレン、グリコール
【リスクや副作用】
極稀に拒絶反応やアレルギー、感染症など、赤みや熱感を伴う腫れ、強い痒み等の症状、初期脱毛、毛嚢炎、悪性腫瘍の既往がある場合、腫瘍を増大させる可能性。
【費用】
352,000円(税込 387,200円)
 

<植毛>

[植毛施術]ロボットアーム植毛+[外用薬]リアップX5

切らない、縫わない最先端のロボットアームによる永続的な発毛が期待できる植毛施術と、頭皮の血行を促すミノキシジルが配合されたリアップX5を使用し、施術後の発毛を促進。

各治療の効果には個人差があるので、育毛・発毛治療の効果が現れない箇所には部分的に植毛を施したり、より高い毛密度が期待できる幹細胞注入の毛髪再生治療を行ったりなど、自分に最適な治療方法を見つけてくださいね。

監修医師

聖心美容クリニック 鎌倉 達郎 統括院長

聖心美容クリニック
鎌倉 達郎 統括院長

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資格/所属
  • 日本美容外科学会(JSAS)理事長
  • 公立大学法人横浜市立大学医学部 臨床教授
  • 一般社団法人日本ルックスケア医学会 副理事長
  • 公益社団法人国際化粧療法協会 理事
  • 第104回日本美容外科学会(JSAS)会長
  • AMA 顧問
  • 一般財団法人日本医療アートメイク財団 理事
  • IMCAS World Scientific Committee 2017,board member
  • IMCAS ASIA 2015,2016 Scientific board member
  • IMCAS ASIA 2010 Faculty
  • AMWC JAPAN Advisory board member
  • 日本美容外科学会(JSAS)専門医
  • 日本美容外科学会(JSAS)正会員
  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 日本形成外科学会会員
  • 日本再生医療学会会員
  • 日本外科学会会員
  • 日本美容外科医師会会員
  • 日本先進医療医師会会員
  • 日本再生医療学会 再生医療認定医
  • 日本外科学会認定医
  • Corneal社公式認定医(日本第1号)
  • レスチレン認定医
  • 日本臨床医学発毛協会認定 発毛診療指導認定医
  • ミラドライ認定医
  • ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
  • ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
  • ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
  • ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
  • ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
  • ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
  • ボトックスビスタ認定医
経歴
1989年
宮崎医科大学医学部卒業 九州大学生体防御医学研究所附属病院 (現・九州大学病院別府病院)勤務
1990年
九州大学医学部附属病院 (現・九州大学病院別府病院)勤務 その後大手美容外科に5年間勤務し、その間福岡院の院長を歴任
2000年
優れた実績を評価され聖心美容外科に招聘 東京院副院長就任
2001年
福岡院院長就任
2003年
聖心美容外科東京院院長就任
2004年
聖心美容外科統括院長就任
2015年
第104回日本美容外科学会会長に就任
2017年
公立大学法人横浜市立大学医学部 臨床教授に就任
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