女性のお悩み 2024年2月6日
性同一性障害(FTM/女性から男性への性転換)の方々が直面する薄毛の問題は、男性ホルモン治療に起因することが多いです。
男性ホルモン治療開始後10年以内に、約25%のFTMが中等度から重度の薄毛に進行する可能性があるとされています。
これは一般男性の頻度よりは低いとされていますは、男性ホルモン治療の期間が長くなるほど、薄毛の進行が顕著になる傾向があります。
ただし、性同一性障害(FTM)のAGA(男性型脱毛症)に関する方針は確立されていないのが現状です。
その理由として、AGAの治療を開始することで、折角の男性ホルモン補充の効果を薄めてしまうのではないか、という点で予測がつかないためです。
AGAの治療は、ジヒドロテストステロン(DHT/脱毛ホルモンとも言われ、薄毛を引き起こす悪玉ホルモンです)の発生を抑えることが薄毛改善の鍵とされています。
プロペシア(AGA治療薬)は、ジヒドロテストステロン(DHT)の発生を抑制する働きを持つ効果があり、AGAの治療薬として多く用いられていますが、性同一性障害(FTM)の方への治療効果は不明瞭です。
そのため、「パントスチン」を使用するのが安全と思われます。
パントスチンは、プロペシアと同じようにAGAや加齢による抜け毛の原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の抑制や予防をする外用薬(医薬品)です。
プロペシアに比べてパントスチンの効果は弱いですが、効果の作用が緩やかな分、プロペシアの服用で起こりうる性欲減退や勃起機能不全、血圧低下などの副作用のリスクがほぼありません。
パントスチンの詳細はこちら
現状、FTMへの薄毛治療における症例報告は少ないですが、当院では、男性ホルモン治療の状況はお身体の状態を細かく確認しながら状況に合わせた治療をご提案させていただきます。
ドクターによる無料のカウンセリングも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
監修医師
- 資格/所属
- 日本美容外科学会(JSAS)理事長
- 公立大学法人横浜市立大学医学部 臨床教授
- 一般社団法人日本ルックスケア医学会 副理事長
- 公益社団法人国際化粧療法協会 理事
- 第104回日本美容外科学会(JSAS)会長
- AMA 顧問
- 一般財団法人日本医療アートメイク財団 理事
- IMCAS World Scientific Committee 2017,board member
- IMCAS ASIA 2015,2016 Scientific board member
- IMCAS ASIA 2010 Faculty
- AMWC JAPAN Advisory board member
- 日本美容外科学会(JSAS)専門医
- 日本美容外科学会(JSAS)正会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 日本形成外科学会会員
- 日本再生医療学会会員
- 日本外科学会会員
- 日本美容外科医師会会員
- 日本先進医療医師会会員
- 日本再生医療学会 再生医療認定医
- 日本外科学会認定医
- Corneal社公式認定医(日本第1号)
- レスチレン認定医
- 日本臨床医学発毛協会認定 発毛診療指導認定医
- ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- 経歴
- 1989年
- 宮崎医科大学医学部卒業 九州大学生体防御医学研究所附属病院 (現・九州大学病院別府病院)勤務
- 1990年
- 九州大学医学部附属病院 (現・九州大学病院別府病院)勤務 その後大手美容外科に5年間勤務し、その間福岡院の院長を歴任
- 2000年
- 優れた実績を評価され聖心美容外科に招聘 東京院副院長就任
- 2001年
- 福岡院院長就任
- 2003年
- 聖心美容外科東京院院長就任
- 2004年
- 聖心美容外科統括院長就任
- 2015年
- 第104回日本美容外科学会会長に就任
- 2017年
- 公立大学法人横浜市立大学医学部 臨床教授に就任