女性のお悩み 2024年2月15日
産後の抜け毛は、出産後に多くの女性が経験する一時的な現象です。
その主な原因は、出産に伴う女性ホルモン、特にエストロゲンとプロゲステロンの急激な変動にあります。
妊娠中はこれらのホルモンが高いレベルを保っているため、髪の毛は抜けにくい状態が続きますが、出産とともにホルモンレベルが急激に下がり、それが髪の生え替わりサイクルに影響を及ぼし、大量の抜け毛を引き起こします。
この状態は一般的に出産後2〜3か月後に始まり、最も抜け毛が多い時期は出産後6か月以内であると報告されています。
しかし、心配は無用です。ほとんどの女性では、産後約1年程度で髪の毛量は正常に戻る傾向にあります。
抜け毛の多さに不安を感じるかもしれませんが、実際にはこのプロセスは自然な回復過程の一部であり、永続的な薄毛につながるわけではありません。
産後抜け毛への対策としては、まずバランスの良い食事、質の高い睡眠、ストレスを減らすことが挙げられます。これらはすべてホルモンバランスを整え、体を健康に保つために重要です。また、特定のヘアケア製品やマイルドなシャンプーの使用、頭皮マッサージなど抜け毛ケアに特化したアプローチも有効です。
しかし、対策をしたにもかかわらず抜け毛が1年以上続く場合や、極度に心配な場合は、専門医に相談することをおすすめします。
なお、もともと薄毛が気になるようであれば、授乳終了後から治療可能です。
聖心毛髪再生外来では、患者様一人ひとりが抱えるお悩みに寄り添い、最適な治療プランをご提案させていただきます。
無料カウンセリングも実施しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
最後に、産後の抜け毛は多くの女性が悩まれています。そのため、深刻になりすぎないことが重要です。
時間とともに自然に改善するこの一時的な状態に、適切なケアと対策を取りながら、ゆっくりと対処していきましょう。
監修医師
- 資格/所属
- 日本美容外科学会(JSAS)理事長
- 公立大学法人横浜市立大学医学部 臨床教授
- 一般社団法人日本ルックスケア医学会 副理事長
- 公益社団法人国際化粧療法協会 理事
- 第104回日本美容外科学会(JSAS)会長
- AMA 顧問
- 一般財団法人日本医療アートメイク財団 理事
- IMCAS World Scientific Committee 2017,board member
- IMCAS ASIA 2015,2016 Scientific board member
- IMCAS ASIA 2010 Faculty
- AMWC JAPAN Advisory board member
- 日本美容外科学会(JSAS)専門医
- 日本美容外科学会(JSAS)正会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 日本形成外科学会会員
- 日本再生医療学会会員
- 日本外科学会会員
- 日本美容外科医師会会員
- 日本先進医療医師会会員
- 日本再生医療学会 再生医療認定医
- 日本外科学会認定医
- Corneal社公式認定医(日本第1号)
- レスチレン認定医
- 日本臨床医学発毛協会認定 発毛診療指導認定医
- ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- 経歴
- 1989年
- 宮崎医科大学医学部卒業 九州大学生体防御医学研究所附属病院 (現・九州大学病院別府病院)勤務
- 1990年
- 九州大学医学部附属病院 (現・九州大学病院別府病院)勤務 その後大手美容外科に5年間勤務し、その間福岡院の院長を歴任
- 2000年
- 優れた実績を評価され聖心美容外科に招聘 東京院副院長就任
- 2001年
- 福岡院院長就任
- 2003年
- 聖心美容外科東京院院長就任
- 2004年
- 聖心美容外科統括院長就任
- 2015年
- 第104回日本美容外科学会会長に就任
- 2017年
- 公立大学法人横浜市立大学医学部 臨床教授に就任