男性のお悩み 2024年2月6日
ミノキシジルタブレットと高血圧治療薬の併用に関して、最も重要なことはその安全性です。
ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬として使用されていた歴史があり、血管を拡張する効果があります。
降圧剤とミノキシジルタブレットを併用については、内科の主治医の先生への相談が問題ないと判断した場合のみ、併用が可能です。
ただし、降圧剤とミノキシジルタブレットを併用した場合、めまいやふらつき、動悸、息切れ、頭痛などの副作用を起こす可能性があるため、注意が必要です。
また、ミノキシジルタブレットに由来する浮腫み(むくみ)や肝機能障害の副作用が出た場合は、休薬が必要になります。休薬が必要となった場合は、別の薬での血圧調整が必要です。
一方で、ミノキシジルの外用薬(リアップ)や成長因子の外用薬(KIPスカルプエッセンス)を用いてのAGA・薄毛治療は、血圧への影響が少ないため、高血圧の方でも比較的安心して使用できます。
そのほか、プロペシア/フィナステリド錠(プロペシアのジェネリック医薬品)や、ザガーロ/デュタステリドZA(ザガーロのジェネリック医薬品)が使用されることもあります。※ジェネリック医薬品とは、新薬の特許が切れた後に製造販売される薬で、新薬と同じ有効成分を含み、同等の品質、効き目、安全性が保たれた薬のこと。
ただし、影響の少ない外用薬や、その他の内服薬を使用する場合であっても、使用前に内科の主治医の先生に相談することをおすすめします。
このように、高血圧などの治療を行っている方が服用する降圧剤とミノキシジルの併用は慎重に判断することが重要です。内科の主治医の先生と十分に相談を行い、指示に従いながら安全性を確保の上、治療を進めていきましょう。
当院では、患者様のお身体の状態などを丁寧に伺い、最適な治療をご提案いたします。
ドクターによる無料のカウンセリングも行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
監修医師
- 資格/所属
- 日本美容外科学会(JSAS)理事長
- 公立大学法人横浜市立大学医学部 臨床教授
- 一般社団法人日本ルックスケア医学会 副理事長
- 公益社団法人国際化粧療法協会 理事
- 第104回日本美容外科学会(JSAS)会長
- AMA 顧問
- 一般財団法人日本医療アートメイク財団 理事
- IMCAS World Scientific Committee 2017,board member
- IMCAS ASIA 2015,2016 Scientific board member
- IMCAS ASIA 2010 Faculty
- AMWC JAPAN Advisory board member
- 日本美容外科学会(JSAS)専門医
- 日本美容外科学会(JSAS)正会員
- 日本美容外科学会(JSAPS)会員
- 日本形成外科学会会員
- 日本再生医療学会会員
- 日本外科学会会員
- 日本美容外科医師会会員
- 日本先進医療医師会会員
- 日本再生医療学会 再生医療認定医
- 日本外科学会認定医
- Corneal社公式認定医(日本第1号)
- レスチレン認定医
- 日本臨床医学発毛協会認定 発毛診療指導認定医
- ミラドライ認定医
- ジュビダームビスタ®ボリューマXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボリフトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボルベラXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボラックスXC認定医
- ジュビダームビスタ®ボライトXC認定医
- ジュビダームビスタ®ウルトラXC/ウルトラプラスXC認定医
- ボトックスビスタ認定医
- 経歴
- 1989年
- 宮崎医科大学医学部卒業 九州大学生体防御医学研究所附属病院 (現・九州大学病院別府病院)勤務
- 1990年
- 九州大学医学部附属病院 (現・九州大学病院別府病院)勤務 その後大手美容外科に5年間勤務し、その間福岡院の院長を歴任
- 2000年
- 優れた実績を評価され聖心美容外科に招聘 東京院副院長就任
- 2001年
- 福岡院院長就任
- 2003年
- 聖心美容外科東京院院長就任
- 2004年
- 聖心美容外科統括院長就任
- 2015年
- 第104回日本美容外科学会会長に就任
- 2017年
- 公立大学法人横浜市立大学医学部 臨床教授に就任